最近はインフレの影響もあり、スマートフォンってどの機種もかなり高いですよね。例えば最新のiPhone17では、公式Apple Storeで購入すると最安でも129,800円からとなっています。
しかし、私はここ5年ほぼ最新(厳密には1年型落ち)のiPhoneを使っていますが、iPhoneの購入には全くお金を使っていません。
(なんなら、端末契約時のキャンペーンでQUOカード5,000円とか貰ったりしています。)
この記事では、実際に私が行なっている、スマホをほぼ無料で入手する具体的な方法をお伝えします。高額なだけに節約効果が非常に大きいので、もしまだ高いお金を払ってiPhoneを購入している方がいればぜひ参考にしてみてください。
iPhoneをほぼ無料で入手する方法
「MNPを利用して2年ごとに乗り換え」が1番お得
最初に結論をお伝えすると、ざっくり下記の方法で、iPhoneをほぼ無料で入手することができます。
- MNPを利用して携帯電話会社を変更する
- 携帯電話会社を変更するタイミングで新しい端末を契約する(残価設定型の分割払い)
- 契約終了時(大体2年後)に端末を返却する(残債の支払いが免除される)
MNP(Mobile Number Portability)とは
簡単に言うと、電話番号を変えずに現在の携帯会社から他社へ乗り換えられる制度のことです。
少し詳しい方はブログタイトルの時点でピンと来たかもしれませんが、つまり端末を購入するのではなく、残価設定型の分割払いで契約する。つまり実質的には端末をレンタルし、契約が終了するタイミングで返却することになります。(端末代金の支払いは月々1円、等)
そうすることで、端末代金の支払いを月々1円等にすることができ、また、端末を返却することで残りの代金の支払いが免除されるため、iPhoneをほぼ無料で入手することができます。
なぜかこの端末を実質レンタルする形式を毛嫌いする人が非常に多い印象ですが、現状ではこの方法が1番お得にスマホを入手できる方法になります。
※余談ですが、2019年と2023年の2回にわたり総務省の規制が入る前は、一括1円等でiPhoneを購入できるキャンペーンがそこら中で行われていました。もしかしたらまだその頃の感覚が残っている人も多いのかもしれませんが、2026年現在では、一括1円等でiPhoneを購入することはほぼ不可能となっています。(他の商品との抱き合わせ販売など一部例外あり)
普通にiPhoneを購入する場合と比べていくら安くなるのか
5年で10万円の節約が可能
それでは、実際にどのくらい安くなるのか、パターン別に具体的にかかる金額を比較してみます。今回は、iPhoneを中古で購入する場合、新品で購入する場合とそれぞれ比較してみました。
(それぞれのパターンで想定使用年数が異なるので、1年あたりの費用に揃えて比較しています)
| 1年あたりの費用(円) | 想定するシチュエーション | |
|---|---|---|
| ①MNPによるレンタル | 約2,500円 | 実店舗での契約 |
| ②中古のiPhoneを購入 | 約11,000円 | 最新iPhoneを5年使用 |
| ③最新iPhoneを購入 | 約20,000円 | 2年型落ちのiPhoneを5年使用 |
今回推奨している「①MNPによるレンタル」であれば、1年あたりの費用が約2,500円で済むのに対して、「③最新のiPhoneを購入」だと約20,000円かかります。
①で想定している費用はほぼ店舗で契約する場合の事務手数料(1回あたり約3,000円〜5,000円)なので、オンラインのキャンペーンで契約することができれば、5年間で最大約10万円節約できることになります。
【参考】算定条件
一応どんな計算で上記の結果になっているのか、参考に計算の前提条件を記載しておきます。
【①MNPによるレンタル】
・家電量販店によるMNPによる乗り換えキャンペーンを利用(事務手数料約3,000円〜5,000円)
・2年ごとに乗り換え(4年間で2回乗り換え)
・月々の端末代金は1円、2年後に返却する
→事務手数料5,000円 × 2回 ÷ 4年 = 2,500円/年
【②中古のiPhoneを購入】
・2年型落ちのiPhoneを購入(中古相場:60,000円〜80,000円)
・5年間使用
・端末を変更するタイミングで古い端末は売却する(売却益10,000円〜20,00円)
→購入価格70,000円 − 売却価格15,000円 ÷ 5年=11,000円/年
【③最新のiPhoneを購入】
・最新のiPhoneを購入(129,800円)
・5年間使用
・端末を変更するタイミングで古い端末は売却する(売却益20,000円〜35,000円)
→購入価格130,000円 − 売却価格30,000円 ÷ 5年=20,000円/年
正直、条件(データ容量を何GBにするのか、Proを購入するか、何年型落ちか等)によって計算も変わってくるので、金額自体は参考程度に考えてもらえればと思いますが、それでも大きな差がつくのは間違いないです。
また、今回はiPhoneで比較をしましたが、比較的リセールバリューが高い(売却時に高く売れる)iPhoneですらこの結果なので、Android端末であればなおさらMNPによるレンタルがお得になるのはいうまでもありません。
具体的な手続き方法
家電量販店等でのキャンペーンを利用する
じゃあ実際に手続きをするとなったときに一番簡単かつおすすめなのは、実際に家電量販店などに入っている店舗に行って手続きをする方法です。
前提として、私は店舗に行かなくても自分一人でオンライン手続きを行うことが可能ですし、一般的に店舗で手続きをすると約3千円〜5千円の事務手数料がかかるので、本来は店舗に行くよりもオンラインで手続きを行なった方がお得です。
それでもなぜ、実店舗での手続きをおすすめしているかというと、店舗限定のキャンペーンが非常に多いからです。
おすすめのタイミング
ちなみに、実は携帯電話回線や端末を契約するのにはおすすめのタイミングがあります。
具体的には、3月(年度末)もしくは9月(決算期)の月末です。
3月と9月は他の月に比べてキャンペーンを行なっている店舗数やキャンペーンの内容などが充実しており、特に多くの人が新生活を始める3月はかなり充実しています。また、店舗によっては月毎のノルマがあったりする関係で、月末の方がキャンペーンが充実している傾向もあるようです。
実際に私は3月末にiPhoneを毎月1円支払いで契約した際、5,000円分のQUOカードを貰って実質収支がプラスになったことがあります。
良いキャンペーンに出会えるかは運次第の部分もありますが、特に複数の携帯キャリアが入っている大型の家電量販店などは非常に狙い目なので、是非一度3月末に見に行ってみることをおすすめします。
注意点
ただし、損をしないためには下記の2点に気をつけてください。
- 3大キャリア(docomo、au、softbank)では契約しない
- 契約後にすぐプラン変更をする
1点目についてですが、3大キャリア(docomo、au、softbank)では2026年現在、端末を返却する際に約2万円の手数料が取られるようになってしまいました。この手数料は、返却と同時に同じキャリアで次の端末を購入すれば免除されますが、そうなると次の端末購入時にMNPによる乗り換えが利用できなくなってしまいます。
現在この手数料が導入されているのは3大キャリアのみなので、それ以外のahamo、UQモバイル、ワイモバイル、LINEMOなどでの契約を強くおすすめします。
2点目についてですが、大体店舗で契約をする場合、大幅な割引を受けるための条件として、大容量プランへの加入やオプションサービスへの加入が前提となっていることが多いです。
いったん契約してしまえば、次の月にはプラン変更・オプションの解約をしてしまって問題ないので、コストを抑えるためにも忘れずにプラン変更等をする必要があります。
メリット・デメリット
個人的にはメリットが大きく上回るので、「MNPを利用して2年ごとに乗り換え」は絶対やらないと損だと思っていますが、一応「MNPを利用して2年ごとに乗り換え」という方法のメリット・デメリットを整理しておきます。
メリット
私が思うメリットは次の3点です。
- コストを削減できる。
- 常に最新に近い機種を使用できる
- スマホを売却する手間が生じない
コストの削減についてはこれまで書いてきたとおりで、端末代だけで年間約1〜2万円、5年間で最大約10万円の節約が可能。さらに月々の通信費についてもキャンペーンで安くなることが多いので、コスト面のメリットは大きいです。というか正直これが全てといっても過言ではないです。
また、結果的に1〜2年ごとに機種を変更することになるので、概ね1年〜2年型落ちぐらいの機種を常に使用できます。レンタルではなく購入した場合は通常少なくとも3年〜5年以上は使用すると思うので、最後の方は動作も重くなりがちですが、そのようなことにはほぼなりません。
最後にこれはおまけみたいなものですが、スマホちゃんと高値で売ろうと思うとメルカリなどに出品する必要があるので、意外と手間だと思うんですね。返却する場合は、連絡して取りに来てもらったり専用の資材に入れて送ったりするだけなので、メルカリなどで売るよりは負担が少ない印象です。
デメリット・注意点
ただ、人によっては下記のようなことをデメリットと感じるかもしれません。
- 1〜2年に1回MNPをする必要がある
- 最新機種やProなどの端末は使えない
- 端末の損傷等があると追加料金が発生する場合がある
端末を購入するタイミングでMNPによる乗り換えをするので、少なくとも2年に1度は契約する携帯電話会社を変更することになります。そのため、長期で同じキャリアを使用したい人からしたらデメリットと言えるでしょう。ただし、現在は総務省の規制もあって長期利用者への優遇措置を行うことが難しいので、そもそも同じキャリアを長期で使用すること自体おすすめしませんが。
また、基本的にMNPによるキャンペーンで実質無料になるのは、1年型落ちの機種やSEシリーズやeシリーズなどの廉価版の機種です。なので、最新機種やProシリーズについては実質無料で契約することは難しいです。(それでも普通に購入するよりはお得に入手できると思いますが。)
なお、端末を2年程度利用した後に返却することで残債の支払いが免除されほぼ無料になるというスキームですが、端末に傷や画面割れがある場合は20,000円程度の違約金が発生する場合が多いです。自分はこれまで請求されたことはないので、普通にケースに入れてフィルムを貼っていれば特に問題にはならないと思いますが。
まとめ
先ほど整理したメリット・デメリットを踏まえて、最後に「MNPを利用して2年ごとに乗り換え」という方法がおすすめできる人とそうでない人についてまとめます。
おすすめできる人
- なるべくコストを抑えたい人
- 機種にそこまでこだわりがない人
今回紹介した方法が向いていない人
- 同じ端末を長期で使用したい人
- 常に最新の最上位機種を使用したい人
基本的には端末を購入するよりも確実に安くiPhoneを入手できるので、コストを抑えたい人はやらない理由がありません。
ただし、大体2年に1度端末を変更する必要があるのと、Pro等の最新上位機種についてはキャンペーンの対象外であることが多いので、それに耐えられない人は今回紹介している方法は向いていないかもしれません。
さいごに
長期利用ユーザーに特典がないことに不満を言っている人をよく見かけますし、かつては自分もその1人でした。
ただ、現在は総務省の規制によりそのような長期ユーザーへの優遇措置を行うことができないため、各携帯電話会社としてはユーザー数を増やす(維持する)ためには、他社からの乗り換えに対してインセンティブを付与するしか方法がない状況です。
そしてそのインセンティブ(MNPによる乗り換えユーザーの優遇キャンペーン)にかかる費用を負担しているのは、なんだかんだ文句を言いつつもめんどくさいといってずっと同じキャリを利用してくれている長期利用ユーザーです。
これは制度上の問題であり、少なくともすぐに状況が改善される見込みは少ないので、ユーザー側もそれを理解したうえで上手に立ち回っていきたいですね。
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